今回は和菓子製造小売業様向けの、コスト削減の提案についてご紹介します

お客様からのご相談

原材料費、包装資材費、また燃料価格など、あらゆるコストが上昇するなる中で、少しでもコスト削減につながるパッケージの提案はないか。なおかつ昨今の環境（SDGS）問題の解決にもつながるアイデアはないかと相談を受けました。

オリヤスからのご提案

企業にとってのコストアップの要因は、先に挙げたそれぞれの物価の上昇や、いわゆるユーティリティコストの上昇だけではありません。今回相談をいただいた機に、お客様が店頭で商品を販売するまでのオペーレーションのなかに、コスト削減をできる要因はないか何度も確認させていただきました。そのなかで、定番商品の販売の事前準備に手間がかかっていることに気が付きました。和の雰囲気を演出するために掛け紙をかけ、紙紐で結ぶなどの作業工程の煩雑さと、使用資材そのものが多かったのです。ちまたの洋菓子の定番品では、詰め合わせ品に包装紙、掛け紙を廃止し、パッケージを簡易包装に変化している例が見受けられます。今回はその洋菓子品をヒントに、新しい和菓子の箱の提案を行いました。
まずパッケージ本体は、身と蓋をワンタッチで瞬間に折り込める一体式のものを提案しました。現状のパッケージは重いものを入れると型がゆがむなど強度に問題があり、コシの強い段ボール系の材質にすることでこの課題を解決しました。また段ボール材は再生紙が使用されているため、先に挙げたSDGSにも貢献しています。そして包装紙、掛け紙、また紙紐も廃止し、ゴムバンドを使って蓋を留める簡易包装を提案させて頂きました。これらにより、包装資材コストの削減だけでなく作業性の向上という面でのコスト削減にもつなげることが出来ました。補足ではありますが、ゴムバンドにつけるタグを用意することで、簡易包装で陥りがちな見映えの低下も防いでいます。
このたびの提案はパッケージ切り替えによるブランドイメージの変更というだけでなく、作業時間の削減や店舗での段取りの改善も目指したものになりました。また組み立て速度があがると、箱を事前に組み立てをする必要がなくなるため、組み立てた箱を準備しておく店舗スペースも削減できます。これは販売スペースが限られている店舗では大きなメリットです。
弊社の提案は単なるパッケージ変更だけではなく、様々な面における、お客様へのメリット向上に配慮するのがモットーです。今回の提案を通じて、パッケージの奥深さというものを改めて学ぶことができたと思います。

この他にも弊社では様々な改善提案を手掛けております。
オリジナルの包装資材をご検討の際はどうぞオリヤスへお問い合わせ下さい。

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